改良されたレーシック
改良されたレーシック
子どもの血圧測定をおこなうことはむずかしく、かなりのトレーニングが必要です。
子ども用の家庭用血圧計ができれば、簡単に家庭で血圧が測定できるようになります。
聴診器をつづみにたとえると、膜型聴診器は、つづみの握りを強くした状態と同じように心臓の高い音が聴こえ、ベル型聴診器は、つづみの握りを弱めて膜をゆるめた状態で心臓の低い音が聴こえる)。
マンシェットを締めて、膨らまし、血流が途絶えてから、ゆっくり圧を下げていくと、突然血管の音がするが、この音を第一点、さらに圧を下げていくと、音が小さくなるが、これが第四点、音が消失するのが第五点。
大人用で測ると、測定値は低くでます。
血圧測定は腕の太さでマンシェットの幅が決まっています。
したがって大人用の測定器で測った血圧は信用できないのです。
苦労して子どもの血圧を測っていったら、小児科の先生に、といわれた経験をもつ方もいらっしゃることでしょう。
現実に、成人の内科でも同様な意見をもつ先生がいます。
家庭用血圧測定器の普及で、白衣高血圧の存在が一般にも知られるようになりました。
それに、わたしのように家庭血圧測定を推進する医師も多いので、がんばって血圧を測ってください。
肥満児や高血圧家系のお子さんをもつお母さんやお父さんは、とくにがんばってください。
ここはひとつ、家庭で子どもの血圧を測って、外来にもっていって、先生方をびっくりさせましょう。
もちろん、血圧メーカーにも協力してもらい、家庭用の安価な子ども用血圧計や子ども用のマンシェットを開発、普及してもらうことが先決です。
小児科の医師は、外来では忙しいのでとても血圧測定どころではありません。
家庭用血圧計はかなり普及し、多くは使われないでほこりをかぶっている可能性があると思われますが、だからといって、大人用の測定器で子どもの血圧が測れるわけではありません。
医療機器パンフレットにのっている精密な子ども用血圧計は、百万円もするのです(ただし、水銀計のものはもっと安価なものもあります)。
わたしは、血圧を高揚させながら、日々こう思っています。
もちろん、血圧計のメーカーがつくってくれなければこの計画は失敗です。
小児用の血圧計やマンシェットができたらわたしのこのひそかな計画は成功したと思ってください。
高血圧の人のなかには、二十歳ごろから高いといわれている人もいます。
人はいつから血圧が高くなるのか、よくわかっていないのです。
小児用家庭血圧計ができ、血圧の測定習慣ができていれば、早期に高血圧の発見ができます。
ライフスタイルの早期修正や食事や運動療法さらには薬物による治療が早めにおこなわれれば、数十年先の成人病は減ってくるにちがいありません。
こんなことを考えているわたしはいま、チョッピリ「ドクトル・マンボウ」気分です。
少年が男に、少女が女に成長しました。
すると、血圧も、男と女にわかれてきます。
こんなことをいうと、「血圧に男も女もあるものか」などといわれてしまいそうです。
それがあるのです。
男の血圧は、とても単純です。
青年期を過ぎますと、血圧はほぼ直線的に上がっていきます。
下の血圧も同様に上昇しますが、五、六十歳を境にして、低下していきます。
老年者では上の血圧が高い血圧値となります。
収縮期性高血圧といいます。
若者でも収縮期性高血圧にかかることがありますが、一定時間内に心臓から押しだされる血液の量、すなわち心拍出量の増加が関係します。
老年者の収縮期性高血圧は、動脈壁の伸展性の欠如によるところが大きいのです。
若者の高血圧は、心臓の機能に関係してきます。
つまり機能的であるわけです。
いつぼう、老年者の高血圧は、血管の器質に関係しているので器質的であるといえます。
老年者では上の血圧が高いこと自体、すでに血管に器質的変化があることを示しています。
この点は、男女を問わず同じようなことがいえます。
さて、女性の血圧はどうでしょうか?世界初公開、わが妻の妊娠・出産時の血圧変化このほか、女性には特有な状況があります。
妊娠です。
妊娠中にも血圧が変化します。
女性では、一般的に閉経前までは男性より血圧が低いようです。
若い女性ではむしろ血圧が低すぎて低血圧気味になっている方が多いのです。
いってみれば、若い印なのかもしれません。
もちろん、高血圧の頻度も低くなっています。
閉経後の血圧は一転し、急激に男性のそれに近づいてきます。
どうして、このようなことがおこるのでしょうか。
その原因は、女性ホルモンにあります。
女性ホルモンには卵胞ホルモン(ストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。
前者は、動脈硬化を抑え、血管の収縮を抑えます。
水分とナトリウムを排池させる働きがあります。
閉経前はこれらのホルモンがじゅうぶんに作用しますので、血圧は上がりにくいわけです。
更年期以後は、これらのホルモンが乏しくなりますので、だんだん血圧が上がってくるというわけです。
妊娠中の母体の変化は、その時期によって大きく異なります。
妊娠期間は、初期(十五週未満)・中期(十五週から二十七週)・後期(二十八週から三十五週)にわけられます。
さて、肝心の血圧の変化はどうでしょうか?妊娠の進行とともに血圧は低下し、やがて、分娩にむけて上昇してきます。
わたしの家内もわたしと同じように、妊娠前から携帯型自動血圧計を装着し、血圧をモニターしておりました。
妊娠前、上の血圧は106〜107m地前後でしたが、妊娠すると同時に100m地前後に下がってきました。
妊娠後期になりますと、分娩にむかって血圧が上昇し、分娩時には、118m地近くまで上昇し、その後低下しました。
幸いなことに、妊娠中毒症による血圧の上昇もなく、正常の妊娠経過をたどり、出産をおえました。
妊娠中毒症とは、妊娠末期、分娩、分娩後の産縛期にみられる症状で、高血圧やタンパク尿、浮腫といった三つの特徴があり、これらが悪化すると、母子ともに危険になる状態です。
元気な男児を出産し、貴重な血圧データを取ってくれた家内にはいまでも感謝しています。
初期は、心拍出量と循環血液量は増してきますが、中期では循環血液量は減ってきます。
が、心拍出量は初期より増えています。
後期になりますと、ふたたび循環血液量が増え、心拍出量も低下してきます。
心拍出量は上に凸型、循環血液量は凹型の変化を示すわけです。
妊娠高血圧は、妊娠中毒症の症状のひとつです。
妊娠時の高血圧は一般の高血圧と多少、診断基準が異なります。
通常は、140m地以上、あるいは、下の血圧○m地以上のみで定義されることが多いようです。
アメリカ合同委員会の基準では、妊娠によって平常時の血圧値が上の血圧で○m地以上、下の血圧が○m地以上上昇。
妊娠前の血圧が不明の場合は、妊娠二十週以後、140/M地以上を示した場合、としています。
妊娠時の高血圧は、妊娠前から高血圧があり分娩後も持続するタイプと、妊娠前は正常で、妊娠中のみ高血圧となり、出産後正常血圧になる妊娠誘発性高血圧があります。
妊娠高血圧の治療の目的はお母さんと赤ちゃんを助けることにあります。
ですから、産婦人科の先生方は、次のような努力をしています。
低下させないようにします。
胎盤の血流を下げると、赤ちゃんにいく酸素や栄養分が少なくなり、発育したり生きていけなくなったりします。
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